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2004.11.13

源義経と源平の京都

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2005年の大河ドラマは『義経』です。書店にはすでに平家と義経に関する書籍がたくさん並んでいます。平家好きにとってうれしいことですが、すべての本が買えるわけではありません。良書と便乗本を選りわけることが必要になってきます。そのような中で、おもしろい本を見つけました。

源平の史跡案内の本の中で、今回紹介する『源義経と源平の京都』(取材/編集 川口正貴 わたなべのりこ、発行 ユニプラン)は、史跡を網羅していること、詳細な地図がつけられていることで、他より数歩リードしているように思いました。
この本を片手に京都旅行をしたいと夢見ています。

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2004.11.10

沙羅双樹の花の色

祇園精舎の鐘の声 諸行無常の響きあり
沙羅双樹の花の色 盛者必衰の理をあらはす

こどものころ、沙羅双樹の花ってどんなだろうと興味津々でした。大人に聞くと、お寺の庭に植えられているナツツバキのことだと教えてくれました。ナツツバキの木は、初夏のころに白い可憐な花を咲かせ、咲かせたと思うと1日で散ってしまいます。散った姿も、苔の緑に栄え風情があると愛されてきました。
しかし、お釈迦様の涅槃の時に四方に植えられたいたという沙羅双樹の木は、インド原産のもので、日本では植物園の温室でしか育ちません。
2002年、滋賀県草津市の水性植物園みずの森で、沙羅の樹の花が咲いたというニュースが話題になりました。わたしも沙羅双樹の花を一目見なければと、写真を撮りに行きました。たしかにわが家の沙羅の木とは、立ち姿も花も別物ですね。大きかったです!

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上は滋賀県草津市水性植物園みずの森にて2002年撮影の沙羅樹とその花
下はわが家の裏庭のナツツバキ

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2004.11.09

改訂平家物語の世界

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歴史から平家物語を見た本を1冊あげよといわれたら、この本がまず思い浮かびます。この本と出会ったことが、わたしにとっての第2の平家ブームの始まりかもしれません。
平家物語を歴史から理解しようとした本で、平家物語に描かれる時代の背景が詳述されています。
著者の村井康彦氏の専門は、古代・中世の社会と文化史。
徳間書店から、1973年に初版が発行され、改訂版が1976年に出ました。残念ながら絶版になっていますが、来たる平家ブームにのって再刊されないかなあと期待しています。古書店でたまに見かけます。

同じシリーズで同著者による『平安貴族の世界』という本がありますが、これもまた名著です。


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平家物語との出会い

わたしと平家物語の出会いは、NHK大河ドラマの『新平家物語』です。そこに繰り広げられる王朝世界の物語に夢中になりました。
当時は小学生で、関西に住んでいました。両親は寺社めぐりが趣味だったので、週末ごとに京都や須磨の源平の史跡へ連れて行ってもらうことが、何よりも楽しみでした。
吉川英治の原作小説『新平家物語』も夢中になりましたが、平家好きが高じて佐藤謙三校註『平家物語』(角川文庫)を買ったのも小学生のときです。この本には、口語訳がついていませんでした。平家物語は、まだ現代語に訳されていないんだと思いこみ、大人になったら自分が現代語に直すんだと心に誓ったのもこの時です。しかしそれは大きな勘違いであることに中学生になってから気がつきました。もっとも小学生のころ、原文で平家物語を読んだことが、古典や歴史が得意科目になった大きな理由だと思います。
大人になるにつれ、いつしか平家物語とも遠ざかっていました。しかしここ数年、神戸市の楠木・荒田町遺跡の発掘成果を知り、出版される研究書を読むにつれ、再び平家物語を勉強したいと思うようになりました。子どものころとまた違った視点で平家物語を読み、歴史を学び、史跡をめぐりはじめています。
大河ドラマ『新平家物語』を小学生の時に見ていた年代ですので、人生の半ばを過ぎています。でも平家物語のおかげで毎日楽しく学んでいます。
来年の大河ドラマ『義経』も、とても楽しみです。

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2004.11.08

平家物語全注釈

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『平家物語』には多くの諸本があることが知られており、また注釈書もたくさんあります。その中で、わたしが1番好きな注釈書は、冨倉徳次郎『平家物語全注釈』(全4巻 角川書店)です。ベッドの横用と、書庫用に2揃い持っています。

形態は、まず本文がきて、口語、語釈、解説が入ります。わたしがこの本が好きな大きな理由は、随時挿入される解説が、史実と虚構を明らかにしていく手法にあります。舞台となる史跡や書画古記録類の写真も豊富なうえに、解説だけを拾い読みしていくのもおもしろく、多くのことを学びました。国文学としての『平家物語』だけでなく、歴史も好きという方には、ぜひおすすめしたい本です。

本文は、米沢図書館蔵の旧林泉文庫蔵の『平家物語』が底本で、同系統の写本の京都府立図書館蔵の『葉子十行本』および駒沢図書館蔵(沼沢竜雄旧蔵)の『葉子十行本』を比べて参考にし校訂されています。

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2004.11.07

はじめに

このブログでは、『平家物語』とその時代を読むための記事を作成していきます。趣味の範囲ですが、自分への覚え書きのため、『平家物語』を楽しむ同好のみなさんのために、少しづつ積み重ねていくつもりです。
ぼんやりとではありますが、ブログという新しいツールの可能性を追求してみたいと思います。

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