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2006.11.13

番外編・実朝墓参り紀行1

先週、東京へ行くついでがあったので、神奈川県秦野市の実朝首塚へ寄ってみることにした。
京都から秦野市までは、新幹線で小田原まで出、小田急線に乗り換えるのが最短コース。9時に京都駅を出発し、秦野駅に着いたのは、11時半ごろだった。
駅からタクシーを利用する。運転手さんは、とても美人な女性で感じが良い。タクシーで10分ほどで「源実朝御首塚」へ到着。
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小さな墳丘上に五輪塔が建ち、周囲には顕彰碑、歌碑などが建っている。
建保7年(1219)、右大臣拝賀のため鶴岡八幡宮に参詣した実朝は、甥の公暁によって暗殺される。その首の行方はわからなくなっていたのだが、武三浦介常春によって発見され、秦野の地に葬られたと伝えられている。実朝の帰依僧退耕行勇が導師となり埋葬し、その印に木造の五輪塔が建てられたという。その後木造の塔は金剛寺に移され(現在、鎌倉国宝館に寄託されている)、そのあとには石造の五輪塔が建てられた。

お参りをすませ、金剛寺へと向かう。
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金剛寺は、縁起によると、建保6年(1218)退耕行勇を開山として創建され、本尊は源頼朝の念持仏であった。建長2年(1250)には、波多野忠綱が伽藍を再興したとされている。
拝観寺院では無いので、断られるのを覚悟でお参りさせてくださいと頼んでみると、快く迎えてくださった。
新しくできた本堂に入り、先ずは本尊を拝む。本尊の左脇に、これもまた新しく作られた実朝像と、従来からある実朝像が並んでいる。その前に大きなお位牌が安置されている。

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タクシーを待たせていたので、長居もできず、お供えをして辞した。帰り道は、波多野城跡を通ってもらい、相模の武士団波多野氏に思いをはせる。

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