柳浦御所
壇ノ浦合戦より少しさかのぼりますが、柳浦の御所跡を紹介します。
壇ノ浦を訪れた際にはぜひ立ち寄っていただきたいと思います。
都落ちした平家は、福原から西国へと落ちて行き、柳浦に滞在します。平重盛の三男清経は、ここで入水自殺を遂げます。
柳浦の場所については、豊前国企救郡(現在の北九州市門司区)、豊前国宇佐郡(現在の大分県宇佐市)の2説ありますが、先の豊前国企救郡と見る説が有力です。
下の写真は、北九州市門司区柳町にある安徳天皇御所旧趾の石碑です。御所神社の境内にあります。
安徳天皇御所旧趾の石碑。
この神社周辺には、清経塔があった観音堂の跡地、平家の太刀を洗ったという伝承を持つ大刀洗の池(現在は井戸にあっているそうです)、風呂の井などの伝承地が残されています。
なぎさんのサイト花橘亭の中の次のページで詳しく紹介されています。
安徳天皇・柳の御所、風呂の井戸<福岡県北九州市>
北九州市門司区の観光情報・大里地区のページ
http://www.city.kitakyushu.jp/~moji/kankou/s_dairi.html
【参考文献】
砂川博「清経入水考」『平家物語の形成と琵琶法師』(おうふう 2001年)
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