閑院内裏石碑ピンチ
2006年12月31日。
正月の買い出しに、錦市場を目指して自転車を走らせている途中、ダンナさんが、あっと叫びました。どうしたの?と振り返ると、無い!とあわてふためいています。財布でも落したのかと近寄ると、無くなっていたのは、財布ではなく石碑でした。
「此付近閑院内裏址」の石碑(京都市中京区押小路通小川西北角)が、根元から無惨に折れて無くなっていたのです。
平安京をフィールドとするダンナさんにとっては大問題。さっそく事情をうかがうため、石碑の前の西福寺さんの門を叩きました。ご住職様のお話によると、昨年の暮れに寺の塀とともに車にぶつけられ、横たわっていた石碑の断片は、いつのまにか無くなっていたとのこと。ご住職様が、何度も役所の関係部署に連絡したところ、石碑の断片は京都市西部土木事務所が持ち帰ったことはわかったようです。ご住職様はじめ地元のみなさんは、石碑を元のように建てて欲しいことを訴えておられます。
事故現場と在りし日の石碑
閑院内裏は、高倉、安徳、後鳥羽、土御門の四代にわたって里内裏として使われていました。
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