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2005.06.04

工藤静香さん新譜、の巻

 6月3日(金) つづき
 福原京を見て、満足して、帰途につく。三宮と梅田の古本屋さんに寄り道をして、大学へ。おっとっと。やっぱり大学に行くといろいろな仕事が入ってくるぞ。気乗りしないまま、ウニウニと仕事を片づける。

pcca02136 あたふたと職場を後にして、CD屋さんに急ぐ。工藤静香さんの新しいアルバム「月影」(ポニーキャニオン)が出ているはずだからだ。ジャケットが凄くワイルドで、思わずクラクラとなりそう。静香さんの新境地を聞く。さらに、「山口百恵トリビュート Thank You For .... Part2」(Sony Music)をゲット。山口百恵さんの歌をいろんな歌手の人が唄っているCDである。「なんでこんなCDを??」とウチの奥さんが不思議がっていたが、「曼珠沙華」で工藤静香さんが参加しているのである。アレンジがまったく新しく、サンバ調の、変わった「曼珠沙華」である。静香さんの艶のある歌声を堪能する。

 それから、NAXOSレーベルを2枚購入。これは香港のクラシック専門会社で、他会社が手をつけない意欲的なラインナップで知られている。しかも、一枚1000円という廉価盤なのがありがたい。最近のお気に入りは、この会社が推し進めている「日本作曲家選輯」シリーズである。近代日本のクラシック音楽を体系的に紹介しようという、嬉し涙が出そうな企画である。今日買ったのは、芥川也寸志「エローラ交響曲、他」と深井史郎「パロディ的な四楽章、他」である。どちらも初めて聞く曲ばかりであるが、躍動的で鮮烈な響きに満足する。近代日本の音楽界も、決して捨てたもんじゃないじゃないか(ただ、他のCD会社もNAXOSを見習ってこんな良い企画を出せよ!といいたくなる)。


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