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2005.06.04

幻の福原京に触れる、の巻

 6月3日(金)
 神戸市教育委員会の須藤宏さんが、祇園遺跡13次調査をやっているという連絡をくれる。ありがたい。祇園遺跡というと、平清盛の造営した福原京の関連遺跡である。私もここしばらくは、福原京の研究(山田邦和「『福原京』の都市構造」〈『古代文化』第57巻第4号掲載、京都、古代学協会、2005年〉)にとりくんでいるから、見逃すことはできない。なんとか予定をやりくりして、でかける。
 行ってみると、土地所有者の御厚意で確認調査をさせてもらっているとのことで、小さな小さなトレンチを2本開けている。それでも、見事に遺構にひっかかったのは万々歳だ。池の跡が顔を出している。明らかに、福原京の平家一門(おそらくは清盛その人)の邸宅の一部である。私の福原京復元図は、早速に修正しなければならないかもしれない。でも、それでもかまわない。ひとつの仮説を立て、それを新しい調査によって検証し、修正しながらより良いものに仕上げていけばよいのだから。
 須藤さん、本当にありがとうございました。勉強になりました。(^o^) ペコリm(_ _)m

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