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2005.07.04

「爆走!ムーンエンジェル—北へ」、の巻

 7月2日(続き)
 ヤフーオークションで注文していた「爆走!ムーンエンジェル—北へ」(ポニーキャニオン製作、山口和彦監督、高田純脚本・原案、1996)のビデオが届く。工藤静香さんが単独主演した唯一の映画である。静香さんが主人公の女トラッカーを演じており、北海道の原野を大型トラックを駆って驀進する。(ポスターはこちら)。(なお、静香さん主演映画には「未来の想い出 Last Christmas」〈森田芳光監督、1992〉もあるが、こちらは清水美砂さんとの共同主演である)。
 映画としては、はっきり言ってB級作品である。よほどの工藤静香ファンでないと、途中で見るのをあきらめてしまうだろう。特に脚本のハチャメチャぶりは見事なくらいで、話がズルズルと横滑りして収拾がつかなくなっていき、最後には腰砕け的に破綻してしまう(http://movie.goo.ne.jp/movies/PMVWKPD28142/index.html)。静香さんはここでも確かにステキだが、売り物であるはずのツッパリ・シーンがいかにも不自然である。むしろ、可愛らしい笑顔のシーンの方に惹かれるものがある。
 そんな映画、作る奴も作る奴だが買う奴も買う奴だ、というのはまさに正論であるが、このあたりがファンとしてのつらいところである。しかし、取り柄はないわけではなく、北海道の大地を大型トラックが爆走する映像はやはり爽快。それから、静香さん自身が歌う主題歌「ルナ—月の女神」(アルバムは「doing」〈1996〉に所収)がきわめてノリが良く、ゴキゲンな出来となっている。まあ、遠からず市場やレンタルビデオ屋さんからも消えるだろうから、ファン用のコレクター・アイテムだということかな。

 そういえば、かなり以前になるが、トラック野郎の真似事(?)をやったことがある。山口大学考古学研究室に貸し出していた京都府平尾城山古墳の遺物を引き取るのに、2トンの小型トラック(普通免許で動かせる)で出向いたのである。深夜に大阪南港に行き、そこからフェリーで門司へ行く。本職のトラック運転手さんたちに混じっての一夜はなかなかに面白かった。フェリーには、一般乗客用の客室以外に、地下(?)にトラッカー専用の客室があるなんてこと、始めて知った。門司からは高速道路で山口へ驀進。なんか、ホントのトラック野郎になったような錯覚におちいって、ついついスピードを出しそうになり、安全運転安全運転とつぶやきながら速度を落とす。いい経験だった。


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