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2007.05.22

道長と洛中洛外図を見る、の巻

2007年5月14日(月)
花園大学人権教育研究会の第59回例会。授業終了後、すぐに花園大学へとむかい、ギリギリにとびこむ。私の後任として同大学人権教育研究センター副所長に就任された中尾良信教授(文学部国際禅学科)の「内山愚童と武田範之」の報告を聞く。内山と武田の両人は同時代を生きた僧侶でありながら、前者は「大逆事件」に連座して幸徳秋水等とともに処刑され、武田は日韓併合と朝鮮半島の植民地支配の裏側で暗躍するという、対照的な生涯を送った、という。終了後は、ビール。

 5月15日(火)
 ありがたいことに晴れたので、久しぶりに葵祭を見に行く。御所の建礼門前は超満員の人出。しずしずと、行列が通る。やはり、来てみると勉強になる。検非違使の後に山城国司が続くというのは面白い。勅使である近衛中将は騎馬、斎王代は輿に乗るが、彼ら彼女らが本来乗るはずの牛車は、実は空っぽで行進するというのも意味深である。

 5月18日(金)
 京都国立博物館を見学。特別展覧会「金峯山埋経一千年記念・藤原道長—極めた栄華・願った浄土—」が開催中である。これはぜひ見なくてはならない展覧会である。幸いなことに、会場にはこの展覧会の担当者のM室長がおられる。M氏のあとをついていって、詳しい説明を受けることができる。さすがに考古学者が担当されただけあって、ひと味違った面白い展覧会になっている。目玉の金峯山経塚の経筒についてのM氏の新説を聞かせていただく。

 そのあと、いささか強行軍ではあるが、京都工芸繊維大学美術工芸資料館へ。「EXHIBITION 尼崎コレクション−洛中洛外図から大阪万博まで−」が開催中なのである。ぜひ見なくてはならなかったのは、新出の洛中洛外図屏風。豊臣秀吉の建設した聚楽第が克明に描かれているという、なんとも驚天動地の新資料である。伏見城、二条城、聚楽第が同時に配置されているという奇妙な空間に、しばし、遊ぶ。もうひとつありがたかったのは、明治以降の「博覧会」の歴史についての資料が集成されていること。これは、「博物館」を考える場合にも非常に役に立つ。ありがたや。

2007.05.13

調子の悪い連休、の巻

ずいぶんと日記の間があいてしまった。
死んでいるのか? と心配してくれた向きもあるかもしれないが、それに近かった。4月半ばから、ノドの痛みが再発。咳が止まらない。結局、連休は何もできず。ず〜っと寝ていた、というのに近い。もともとノドが弱いのだが、これだけ長引くのは珍しい。情けないな・・・・(>_<)

少し、日記をとりもどしておこう。

 2007年4月14日・15日(土・日)
1617会滋賀例会。安土城の城下町を探索し、「信長の城下町」と題した二日連続のシンポジウムに出席。

 4月18日(水)
 初の教授会出席。その後、新入社員歓迎のティーパーティ。同志社女子大学では、こういう場合もアルコールは出ない。さらに、教職員組合の大会。

 4月19日(木)
 学部の新入教員歓迎会をやっていただく。これは、京都駅前に会場をとったので、ビールとお酒が出る。

 4月20日(金)
出版社と打ち合わせ。午後、(財)古代学協会の学術雑誌「古代文化」編集委員会。「古代文化」はしばらく事情があって休刊していたが、やっと、再刊のメドがつく。角田文衞理事長も出席されて、新しい編集委員・編集参与の皆さんと顔合わせ。新しい編集主任の鈴木忠司氏(元・京都文化博物館)が、意欲的に仕事を始めておられる。私も、私の周囲の研究者をたくさんたくさんひっぱりこんでしまった。新しい編集スタッフのもとで、新生「古代文化」が出発することになる。

4月21日(土)
 大阪行き。夏に出席することになっている「国際中世史学会」(於:英国・リーズ大学)の準備会である。私は「中世の首都・京都」という報告をすることになっているので、その準備報告をやらせていただく(日本語)。しかし、内容を盛り込みすぎで、英語に直したらとうてい時間内に納まらないことが判明。大ナタを入れる必要がある。終了後は懇親会。西洋史の先生方と、楽しく呑む。

4月24日(火)
京都市交響楽団特別演奏会を聞きに行く。京都市美術館でやっている「大エルミタージュ美術館展」への協賛イベントということで、珍しく京都コンサートホールではなく京都会館が会場。指揮は人気絶頂の女性指揮者・西本智実さん(以前にも書いたことがあるが、私のささやかな自慢は、西本さんの日本デヴュー・コンサートを聞いたことがある、ということ(^_^;))。曲は、チャイコフスキーの大序曲「1812年」とヴァイオリン協奏曲(大谷玲子独奏)、ムソルグスキー(ラヴェル編)「展覧会の絵」。西本さんの華麗な姿はいつもながら楽しめたのだが、文句をつけるならば、1812年序曲はなんだか粗っぽかった。コンチェルトも、オーケストラと、過剰なほどにロマンティックな独奏とがマッチしていなかったような気がする。楽しめたのはメインの「展覧会の絵」。西本さんの得意曲でもあるはず(ロシアでやったライヴDVDもでている)なので、堂に入った指揮振り。京響も、トランペット、チューバ、クラリネットなんかが凄く頑張っていて聴き応えがあった(ただ、どういうわけか、ホルンが弱く、ハラハラさせられる)。アンコールは「クルミ割り人形」の「花のワルツ」。
 終了後、楽屋出口で待つこと30分。西本さんを見送ることができる。良い夜でした。

 4月27日(金)
 講座と、打ち合わせ2件。

 4月28日(土)
 どんどん調子が悪くなってくる。しかし、前近代日本都市論研究会の例会に出席。於・長岡京市。仁木宏さんの報告を聞く。

4月29日〜5月6日
 連休。午前はおきていられても、午後は立っていられない。外出といえば、みやこメッセでの恒例の古本祭りに行けただけ(>_<)

5月7日(月)
 同志社女子大学は不思議なところで、1回生の「基礎演習」に「懇談会」というのをやって良いことになっている。生協から食べ物を調達し、ミニ・パーティとなる(しかし、もちろんアルコールは無し)。和気藹々。

5月12日(土)
やっと、調子が戻ってきた。京都市美術館の「大エルミタージュ美術館展」にでかける。でも、満員の行列。列の後ろから名画を垣間見る。ついでに、細見美術館の「オールドノリタケ展」に入る。こちらはゆっくり鑑賞が可能。

  なお、4月1日付けで、(財)古代学協会の「評議員」を拝命することになった。評議員会は理事長の諮問機関であるので、けっこう責任は重いのではあるが、やはり古代学協会は私にとっては古巣である。私に出来る限り、力を尽くさせてもらおう。

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