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2008.03.19

新しい家族、の巻

Luke 3月11日(火)
 我が家に大事件。新しい家族が増えたのである。産まれて五ヶ月の真っ黒いペキニーズが来た。ウチの奥さんが「ルーク」と命名する。マック→クイール→ルーク、まるでしりとりである。
 もう30数年前の子供の頃、近所に犬が放し飼いにされていて、私はそれを可愛いがっていた。それを見た父親が、ウチでも犬を飼うことに決め、行きつけのお医者さんで産まれたばかりの子犬をもらってきてくれた。最初はあまりに小さすぎて、踏んづけてしまわないかと心配になるほどだった。メスだったので「メリー」と名付けた。それが、真っ黒いペキニーズだった。コロコロとして、足の先だけが白いのがなんとも可愛いかった。ペキニーズはマックのように茶色とかまたは真っ白が普通であって、クイールのような白黒とか真っ黒というのはかなり珍しい。とにかく、子供の時のこの経験があるので、私はペキニーズが大好きになったし、黒ペキがどこかにいないかな?と思っていた。
 新しくきたルーク、元気でやんちゃで、さっそくに家中を駆け回っている。どうか元気で育ってね。そして、マックとクイールと仲良くしてね。\(^o^)/

Kuzira 3月14日(金)
 朝日カルチャーセンター京都「平安京・京都の歴史を歩く(20)初期摂関時代の京都」の3回目で、「初期摂関時代の展開」。承和の変と応天門の変を中心に講義する。
 その後、京都市役所の方々と打ち合わせ。それが終わると某新聞社に出向き、インタヴューを受ける。
 夜は、東京から久しぶりに上洛されたM氏を囲んで、D大学のMK教授とともに飲み会。MK教授の行きつけの日本料理屋さんで、なんと、珍しいクジラのハリハリ鍋。子供のころはよく食べさせてもらった料理だが、商業捕鯨が禁止されてからは縁遠くなってしまった。M氏とともに、舌鼓。

 3月16日(日)
 大阪歴史博物館で、都城制研究会。中国・西北大学の王維坤教授の日中都城制比較研究と、花園大学の古市晃氏の飛鳥の都市論を聞かせていただく。
 夜は京都に戻る。花園大学の院生と卒業生が、私を囲む会を開いてくれる。場所は先斗町。

 3月17日(月)
 花園大学の「学位授与式(卒業式)」。私としては、これに出席するのは最後ということになる。私が指導した院生4人に、修士(文学)の学位記を手渡す。学窓を離れ、それぞれの道へと進んでいく彼ら彼女らに幸あれ。夜は、河原町四条で卒業式の打ち上げ。

Sotugyou 3月18日(火)
 こんどは昨日とはうってかわって、同志社女子大学の卒業式。なんとなく、京田辺キャンパスで開催されるように思っていたが、違った。今出川キャンパスの栄光館だった。暖かい日になったのがありがたい。栄光館の前は、振袖姿の学生の大群である。こちらはもちろんキリスト教スタイルの儀式。コトリとも音をたてず、粛々と式がすすむ。それは良いのだが、とにかく人がたくさんで、栄光館の中は暑くて閉口である。
 夜は、京都ブライトンホテルに場を移して、ウチの学科の卒業記念パーティ。卒業式ではほとんど振袖だったのが、パーティになると過半がドレスに着替えてくる。それが300人も集まるのだから、確かに華やかきわまりない。ゼミの先生方にはそれぞれの受講生が花束を贈呈して記念写真大会とあいなる。私は今年はまだ4回生を担当していないから「教え子」がいないのであるが、哀れんでもらえたのか(?)、幹事の学生さんからちゃんと花束をもらう。

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■山田邦和「考古学者スウェーデン皇太子入洛」(丸山宏・伊従勉・高木博志編『みやこの近代』所収、京都、思文閣出版、2008年)222〜225頁(「みやこの近代(84)(85)スウェーデン皇太子来洛す(上)(下)」〈『京都新聞』2004年〈平成16年〉7月1日号〈朝刊〉・7月8日号〈朝刊〉掲載、京都、京都新聞社、2004年7月〉の補訂再録)。

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