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2009.10.22

日本考古学協会2009年度山形大会、の巻

 しばらくごぶさたでした。単なるサボリです。
 
091021(←復元された山形城東大手門。以前来た時はまだ工事中だった)
10月17・18日(土・日)
 秋は学会シーズン。10月10・11両日には日本史研究会大会が佛教大学を会場としておこなわれた。これは京都で開催されるから、行くのは楽。しかし、日本考古学協会の大会は、今年は山形市の東北芸術工科大学が会場である。京都から山形はやっぱり遠い(山形の人は、京都は遠いな、と思っているだろう)。本来的には飛行機は嫌いなのだが、やはり乗らざるをえない。

 今回の研究会では、シンポジウムIII「霊地・霊場の考古学」を聞いた。奥羽の名刹・山寺立石寺をテーマにした濃厚な研究である。この寺は慈覚大師円仁が開いたということになっており、「入定窟」に円仁の木彫の首を入れた棺がおさめられていることでも名高い。しかし、今回の研究会で、この円仁入定窟についても再検討の余地があることを強く感じた。

 それから、「人間万事塞翁が馬」ということわざがあるが、今回の旅ではそれを思いっきり感じたぞ。
 (1)この九月に、中世都市研究会大会があった。懇親会が終わって、いつもなら二次会に繰り込んでどんちゃん騒ぎとなるのであるが、どうしたわけかその時だけは皆とはぐれてしまい、私はひとり寂しくホテルに帰って缶ビールをあおって寝てしまったのである。しかし、今回の考古学協会の席上で、中世都市研究会にも出席しておられたI氏に会って話をしていると、「山田さん、あの時の二次会に出なくてよかったですよ」と言われる。どうして?と思ったら、「あの時、出席者の中にインフルエンザの人がいて、自分も含めて二次会に出席した人はみんなそれをうつされてしまったんですよ」と言うのである。はぐれたために、私はそれをまぬがれたことになる。良かった〜〜。
 (2)山形空港から山形市内は、路線バスが廃止されたため、交通手段が予約制乗合タクシーしかない。山形駅まで予約して乗り込んだのだが、少しでも東北芸術工科大学の近くまで行くほうがよいかな、と思って運転手にその旨を告げたところ、ケンもホロロに断られてしまった。いくらなんでも他に言い方があるだろう、と少しムカッとしたのであるが、山形駅まで行って気が変わった。最初は旧石器の講演だし、3時からの分科会に間に合えばよいのであり、息せき切ってかけつけることはない。じゃあ、山形県立博物館に寄り道しよう、ということになった。県立博物館では収穫多し。特に、今回の考古学協会の分科会のテーマにもなっている「山寺」(立石寺)の特別展はなかなかのみものだった。これを見ることができたのも、あの無愛想なタクシー運転手のおかげだ、と思うと、腹もたたなくなった。
 (3)考古学協会の懇親会。事前の予約を忘れていて、当日に申し込もうとした。いつもならスッと受け付けてくれるのだが、今回は満員だという。ガックリ。一人寂しくビールでも飲もうか、と思っていたら、帰り際にG研究所のS氏が声をかけてくれた。地元の研究者YH氏の車に乗せてもらい、まずは山形県天童市の「 B級グルメ焼きソバ」を堪能。天をつくようなボリュームで600円とはなんと安い。それから、お風呂に入ろうということになる。そのへんの風呂屋さんかと思えば、山形県最大の露天風呂だというスーパー銭湯。天然温泉をたっぷりと堪能。これで300円は安すぎるぞ。それから、YH氏のご自宅(豪邸!!)にお邪魔して、氏のご自慢のコレクションを拝見しながらの酒宴とあいなった。このほうが、懇親会よりずっとトクだった(YHさん、ありがとうございました(/ ^^)/)。

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