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2014.05.05

笠置山寺参詣、の巻

140504
 (笠置山の伝虚空蔵菩薩の磨崖仏)

 5月4日(日・祝)
 連休も終盤に近づいてくる。先日、京都国立博物館での「南山城の古寺巡礼」を見た影響で、急に笠置山に行きたくなる。ウチの奥さんは笠置山は始めてだという。
 
 せっかく行くのだから、まずは京都府立山城郷土資料館(ふるさとミュージアム山城)。ちょうど、企画展「笠置寺の涅槃図と南山城の仏画・大般若経」を開催中で、笠置寺の巨大な仏涅槃図が展観されている。森島康雄さんがちょうど在館で、ほとんどつききっきりで展示解説をしていただいた。ありがとうございましたm(_ _)m。
 ここで学んだこと、いくつかをメモ。
 ○仏教用語にはまったく疎いので、「薄伽梵<バガボン>」というのを知らなかった。赤塚不二夫の「天才バカボン」ではない。これはお釈迦様のことである。しかし、ちょっとググッてみると、「天才バカボン」のネーミングは実はこの「薄伽梵」から発想されたものなのだ、とも言われている。あらら。
 ○笠置の飛鳥路区所蔵の大般若経の奥書「於飛鳥路宮奉信読 良澄 天文十八年巳酉三月日」。「信読」は「真読」だから、全部読むことになる。大般若経をパラパラとやる「転読」はよくおこなわれているが、真読というのはスゴい。全部読むのにどれくらいの時間がかかるのだろうか。
 ○大般若経の転読、城陽市平川の蓮開寺では今も2月15日におこなわれているという。そのうち参列したいな。御札も配布されているという。家内安全に効力ありというから、これも欲しい。
 ○宇治田原町の龍雲寺の大般若経奥書「嘉元三年乙巳十月 於金色院辻房書写畢 後見人母念仏(以下不明)」。森島さんに教えていただいたのだが、後冷泉天皇皇后藤原寛子建立の宇治の白河金色院の名称がでてくる初現史料なのだという。
 ○木津の岡田国神社大般若経(鎌倉時代)に貼り合わされた室町時代の奥書「於般若寺妙光院不省悪筆書写之 永正三年丙寅七月十二日 小比丘英柏」。「悪筆を省りみず、これを書写す」、えらく謙虚な人だな。悪筆に関しては人後に落ちない私としては、おもわず共感してしまう。

 昼ご飯は、「無鉄砲」本店でのラーメン。京都とはいうものの、はっきり言って、車でないと行くのを諦めてしまうようなへんぴな場所である。しかし、その実力はラーメン界に鳴り響いており、いつも大にぎわいで長蛇の列。私たちも1時間ほど待って、やっと入場がかなう。でも、美味しかった(o^-^o)。

 そして、笠置山。山頂近くまで車で昇れるとはいうものの、道が狭くてヒヤヒヤする。対向車が来た時など、ほとんど崖から落ちるんではないかというくらいの冷や汗モノである。しかし、笠置山寺は見事。本尊の弥勒様の磨崖仏は兵火のために剥落して光背が残るだけだが、伝虚空蔵菩薩の磨崖仏は完存。まあ、こんな巨岩の岩壁が目の前にあると、そこに仏様を彫りたくなる気持ちになってしまうというのもわかりますな・・・・。岩の間をくぐりぬけながら山頂を一周。頂上には伝・後醍醐天皇行在所の跡。そんなに大きくない山とはいえ、確かにここに立て籠られてしまうと攻略はかなり難儀だ。私が鎌倉武士でこの山の攻城戦に駆り出されたならば、すぐに返り討ちに会ってあえない最期を遂げてしまうだろうな。

 下山して、すぐに帰宅するつもりだったのだが、ウチの奥さんが「せっかく来たのだから温泉に入って帰りたい」と言い始める。まあ、それもいいか、ということで、笠置山の麓にある「天然わかさぎ温泉 笠置いこいの館」。ヌメリのあるお湯にゆっくりと浸かって肌がツルツルになり、ちょっとしたゼイタク気分である。


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