« 新・清須会議、の巻 | トップページ | 中世都市研究会益田大会、の巻 »

2014.09.01

青木博彦『大文字古記録の研究』、の巻

Photo

 「大文字 五山の送り火」、毎年、お盆に私たちがながめている京の年中行事である。この行事じたいは知らない人はいないであろうが、実は、これにはまだまだ謎が多い。「大文字」の本格的な研究といったものも、ほとんどないいってよいのである。
 ところが、今回、このテーマにチャレンジしたすばらしい本がでた。青木博彦『大文字古記録の研究』(京都、百科書林、2014年)である。近世の地誌や文書をていねいにあたっていって、大文字の実像に少しでも迫ろうとしている。今は大文字の点灯は午後8時だが、かつてはそれよりも早くて日没直後の午後7時だなんて、まったく考えもしなかった。学ぶところ大である。この書の出版のことは、京都新聞にもとりあげられている。『京都新聞』【2014年08月15日 22時24分】「江戸時代の “大文字”は日没直後? 京都の送り火で新説」

 京都の歴史と文化に関心を持つ人々に、ぜひ推薦したい。ただ、部数が限られているらしいので、すぐになくなるかもしれない。申し込みは、発売所の北斗書房のウェブサイトへどうぞ。


« 新・清須会議、の巻 | トップページ | 中世都市研究会益田大会、の巻 »