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2017.08.12

『山田邦和著作目録(暫定版)』をウェブ公開します、の巻

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 ずいぶん前から、自分の「著作目録」をまとめたいな、と思い続けてきました。
 歴史学・考古学の研究を自分の一生の仕事と思い定めてから、かなりの時がたちました。牛歩のような遅さであることは自覚していますが、それでもこれまで曲がりなりにも研究を続けてくることができたのは、本当に幸せだと思っています。研究生活を継続してきますと、多少の著作物がたまってくるようになります。どれもこれも自信という言葉からはほど遠い習作にすぎませんが、研究者としての人生を選んだ私にとっては、著作物とは自分が生きてきた足跡そのものと感じています。たとえて言うならば、自分の著作物とは愛しい「わが子」だという気がしているのです。そうであるならば、私には「わが子」たちを見守り続けてやらねばならない責務があるでしょうし、そのためには「わが子」たちがどこにどういうふうに散らばっているのかを把握しておかなくてはならないでしょう。著作目録が必要とされるゆえんです。研究者としての私にとっては、著作目録こそはまさに自己存在の証明書であるように思っているのです。


 私が教えを受けてきた先生方、お世話になった先輩諸氏、さらに、著書や論文を通じて学恩を受けてきた研究者の中には、立派な著作目録を作っている方がたくさんおられます。角田文衞先生(古代学協会理事長)、森浩一先生(同志社大学名誉教授)、網野善彦先生(神奈川大学特任教授)のものは素晴らしいものです。また、特に梅棹忠夫先生(国立民族学博物館名誉教授・総合研究大学院大学名誉教授・京都大学名誉教授)のものは、おそらく研究者の著作目録としては最大のもののひとつでしょう。こうした立派な著作目録に触れるたびに、私もいつかはこういうものを作りたい、という憧れを募らせてきたのです。

 ただ、ひとくちに自分の著作目録を作るといっても、解決しなくてはならない課題が山積みになっており、それはなかなか一筋縄ではいかない大仕事です。そこで、正式の著作目録を作る前段階として『山田邦和著作目録―附・講演目録など―(暫定版)』を作成しました。皆さまのご意見を取り入れながら、いずれ機会を改めて、もっと良い形で正式の著作目録に仕上げていきたいと思っています。

 著作目録(暫定版)は200部を印刷し、出会うたびに先生、先輩、友人の皆さんに押し付けてきました。私の年齢で著作目録を作るというのはちょっと早すぎるように受け止められたようで、中には呆れられた向きもあったようです。しかし、梅棹忠夫先生は著作目録の準備を50歳の誕生日の直前から始められておられましたし、そういう点ではまあいいのではないかと思っています。

 ただ、いろんなところでバラまいた結果、紙媒体のものはそろそろ在庫が尽きてきました。そこでPdf版を作成し、このブログの付属のウェプページでダウンロードできるようにします。ご関心のある方は活用していただけたらと思います。
『著作目録(暫定版)』のダウンロードはこちらから。

 なお、niftyの@homepageが2016年11月10日でサービス提供終了となってしまったため、それ以来、本ブログの「プロフィール」欄が非表示になってしまいました。今回、それもウェブサイトで公開しますので、よろしくお願いします。
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