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2017.09.19

工藤静香デビュー30周年記念ライヴ、の巻

Sponichi_annex
↑ 9月16日の東京・Zepp DiverCity (Tokyo)でのライヴ(スポニチ Sponichi Annex記事より転載)

 9月18日(月・祝)
 行ってきました!! 「Shizuka Kudo 30th Anniversary Live 凛」、つまり、工藤静香デビュー30周年記念ライヴ。このライヴは、9月16日に東京、18日に名古屋、23日に大阪・難波でおこなわれるので、ホントならば大阪のに行けばいいのですが、あいにくそちらは研究旅行と重なってしまったために、名古屋に行くことにしたのです。

 いやあ、凄かった!! 静香さん、最初はブルー、後半は真紅のドレスで登場(アンコールではラフなジーンズとTシャツ)で、これもホントに綺麗だった。実に2時間、アンコールもいれて31曲(会場からのリクエストによったアカペラの「千流の雫」を加えると32曲)をほとんどノンストップで駆け抜けるという恐るべき力技。中には、最新アルバム「凛」からの曲や、記念すべきファースト・アルバム「ミステリアス」からの曲なんかも含めていて、実に多彩。それに、なんと、会場には静香さんと名コンビを組んでいた作曲家の後藤次利氏も来ていたのもビックリ!

 静香さんの歌唱力には定評があるが、今回はそれにますます磨きがかかっていました。静香さん、バラードなんかも上手いのだが、なんといっても彼女の最大の魅力はドスの効いた節回しの圧倒的な気迫にある! 静香にはやっぱりロック・テイストの曲が似合うのであるが、このライヴでは意図的にそうした曲が選曲されている。静香の最高傑作のひとつである「BlueRose」からスタートするのも嬉しい。名曲「くちびるから媚薬」は、CDでの演奏をはるかに上回るスピードでグイグイと押し切っていく。いったいこの人の細い身体のどこから、こんなパワフルなエネルギーが出てくるのだろうか? 会場も静香の気迫に応えて盛り上がりがすさまじく、彼女自身も感極まったのか、「恋一夜」の途中であふれる涙をこらえきれなくなっていた。

 30年間、工藤静香ファンを続けてきて本当に良かった、そう思える夜だった。今月はどういうわけか、いろんなことがたてつづけにおこってしまい、いささか気力喪失していた。そうした鬱々とした気分を吹き飛ばすことができたような気がする。

2017.09.06

愛犬クイール、ありがとう、の巻

Qui14

 9月4日午後8時45分、わが家の愛犬クイールが虹の橋を渡っていきました。2003年5月20日生まれですから、14歳と3ヶ月の生涯でした。
 クイールがわが家に来たのは、2003年の7月でした。いつものように愛犬マックのゴハンを買いにいったペットショップに、生まれたばかりの小さな小さなペキニーズがいたのです。ペキニーズはマックのようにフォーン(茶色)かまたは白色であることが多いのですが、これはブラック&ホワイト。まるでパンダの子供のようで、本当にこの世のものとは思えないような可愛さで、私たちは一目惚れしてしまったのです。わが家に迎え入れても、小さな身体でちょこちょこと歩き回る姿が愛らしかった。
 名前をなんとつけようと悩みました。当時、「盲導犬クイールの一生」というのが世間の話題をさらっていました。別にわが家の犬は盲導犬でもないし「クイール(鳥のはね)」の模様もないのですが、盲導犬クイールのような賢い犬に育ってくれることを祈って、その名前をもらったのです。
 それから14年、お兄ちゃん犬のマックと、あとで迎えた弟犬のルークと、3匹のペキニーズでわが家は大変賑やかでした。マックはどうもクイールにライバル心を抱いていて、自分のほうが上だということをわからせることにやっきになっていたようです。ルークはクイールと年齢が近いこともあって大変仲が良く、よく、くんずほぐれつしてじゃれあっていました。
 ただ、どういうわけか、クイールは私よりも妻が好きで、私にはあんまり懐かなかった。クイールは私に抱き上げられたり身体(特に尻尾)を触られるのがイヤで、そのたびに唸り声をあげていました。幼い時、私が急に抱き上げたのにビックリしたのがトラウマになっているんだというのが妻の説なのですが、このあたりの真相はわかりません。でも、私が帰宅した時など、全身で喜びをあらわしながらすり寄ってきてくれるのは、やはり大事な家族だったことを実感させます。同じペキニーズといっても、マックの毛はフカフカなのに対して、クイールの毛はまるでシルクのような柔らかい手触りで、私はこの毛を撫でるのが大好きでした。

 しかし、今年の夏にはいるくらいから、クイールは急激に老化してきたのが見ただけでわかりました。だんだん自分の足で立てなくなり、大好きな散歩もなかなか行くことができなくなります。やむをえないので、犬用のハーネス(胴輪)を装着して持ち上げるような形で歩かせてきたのですが、今月にはいってからはついにそれもままならなくなりました。最初は食欲だけはあったのですが、次第にいつものドッグフードを食べなくなってしまいます。あれやこれやと好きな食べ物を与えると、その日は食べてくれるのですが、それもだんだんと拒否してしまいます。動物は、自分の口でモノを食べられなくなるとヤバイと思います。やむをえないので、缶詰のドッグフードなどをすり鉢で丁寧にすりつぶした流動食を作って、犬用のシリンジ(注射器というかスポイトみたいなもの)でゆっくりゆっくりと口にいれてやるのが私の日課となりました。しかし、最期にはそれも受け付けなくなったようです。
 9月4日、あいにく私は出張に出ていたのですが、その日の夜に妻からメールがきました。今、私の胸でクイールが息をひきとった、とのことでした。もう1日待っていてほしかったというのは確かなのですが、しかたありません。翌日の夕刻、帰宅した私をクイールは無言で迎えてくれました。今までの14年間が走馬灯のように頭を駆け巡り、涙がとめどなく出て止まりませんでした。

 クイール、14年間、いろんなことがあったね。キミのことを愛してたよ。いまごろは虹の橋の向こうでマック兄ちゃんと再会しているよね。クイール、ウチに来てくれてありがとう。本当にありがとう。クイール、どうか安らかに。

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