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2019.02.20

福山敏男先生(京都大学名誉教授)のこと、の巻

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 福山敏男先生(1905年4月1日~1995年5月20日)といえば京都大学工学部教授、西日本工業大学工学部教授、京都府埋蔵文化財調査研究センター理事長をつとめられ、京都大学名誉教授となられた日本建築史学の泰斗である。
 これは私の所蔵品の中にある、福山先生の関係資料。上が「福山敏男写『河内国西琳寺縁起旧記』」。下が「福山敏男旧蔵および書き込み・高橋健自著『遺物より見たる上古の家屋』」。
 やっぱり福山先生ってスゴイな。上のように、コツコツと地道に史料を筆写してこられた。その上に立ってこそ、あの巨大伽藍のような「福山建築史学」が構築された。福山先生こそ「学の巨人」の名がふさわしい方だったと思う。しかし、天賦の才はもちろんですが、それを裏付けたものは超人的な努力だったのだろう。
 下のものは、高橋健自論文の抜刷に福山先生が細かい字で書き込みし、関連資料までトレースして貼り込んでおられる!圧倒される!
私は福山先生とはご縁が薄く、講演会を聞いたことがあるのと、『平安京提要』編集委員会顧問をお願いしに行った程度です。『提要』に原稿をお願いしたのですが、年齢のこともあり(その時にはもう90歳代の後半だったから当然)、新稿は無理だが旧稿を補訂して転載することならば可、ということになりました。しかし、私にとっては碩学の最晩年の謦咳に接することができたのは貴重な経験となりました。

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