2019年大晦日、の巻
令和元年(2019)ももうすぐおしまい。結局、今年はバタバタしているうちに年末の「第九(ベートーヴェンの交響曲第九番)」の演奏会には行きそびれてしまった🥶。大晦日は書斎と書庫の大掃除で疲労困憊。やっと、群集墳的に拡大した「書類塚」「書物塚」を掘り崩して床が見えるところまではきたが、大量の資料をあるべきところに収納するまではまだ一苦労。
ともあれ、ちょっとひといきついてCDで第九を聞く。レナード・バーンスタイン指揮ニューヨーク・フィルハーモニックの1964年録音。ベートーヴェン交響曲全集の一枚。バーンスタインのベートーヴェンとしては後年のウィーン・フィルハーモニー管弦楽団との共演が有名で、ニューヨークとのものは忘れ去られている感が強い。しかし、これは良い。早めのテンポでオーケストラを存分に鳴らし、レニーの指揮棒の下で音楽が生き生きと躍動している。ティンパニの強打もすばらしいし、チェロやコントラバスといった低弦の唸りも迫真。バーンスタインがやはり天才だったことの証明である。