12月21日(土)
京樂真帆子さんが主催する研究会。ある事情で予定が急遽変更となり、京樂さんのヴェトナム「外遊」(と言うと、御本人は「遊びに行ったんじゃない!」と、えらくおカンムリである)報告を聞かせていただく。ついでに私も、2008年にハノイのタンロン城の遺跡の発掘調査にちょっとだけ参加させてもらった体験談を、話す。
研究会終了後、早々に辞して、大阪行き。中之島のリーガロイヤルホテルで、お待ちかねの「工藤静香クリスマスディナーショー2013」が開催されるのである。私にとっては分不相応の贅沢だとは思うが、最近の静香さん、このクリスマスディナーショー以外の芸能活動をほとんど停止しておられるので、この機会はやっぱり逃したくないのである。
会場には500人ほどの観客が集まって、超満員である。女性が多いのも特色。リーガロイヤル特製のお料理も、結構でした。
20時きっかりに、ショー開始。静香さん、純白のロングドレスで登場。美しい! 私の席はやや斜め横方向だったので、静香さんのスタイルの良さが際立っている。というか、この年齢になってもあんなスタイルを保っているというのは、これはどう見ても反則でしょ(笑)、といいたくなるくらいの見事さである。
歌は、まず「雪傘」、「激情」、「見返り美人」と名曲が続く。そして、「コアなファン向け」ということで「時の河を越えて」。この曲、静香さんがまだおニャン子クラブ所属で、生稲晃子さん・斉藤満喜子さんとともに結成していた「うしろ髪ひかれ隊」のデビュー曲である。1987年の発表だから、もう四半世紀前だ。ほかのアイドルグループのチャラけた曲とは違い、なかなかの名曲だから、静香さんのソロで聞けるのは嬉しい。
私の席からは見えにくかったのだが、バックコーラスの女性が紹介されて、思わず声をあげそうになった。なんと、坪倉唯子さんである! そう、B.B.クィーンズのボーカルとして、ハジけた名曲「おどるポンポコリン」を歌った、あの人である。私としては、中島みゆきさんのコンサートでバックコーラスをよくつとめておられることが印象的(ついでにいうと、中島みゆきさんと吉田拓郎さんが奇跡の共演を果たした2006年つま恋コンサートでの「永遠の嘘をついてくれ」で、みゆきさんがカッコよく舞台から去る時に、 みゆきさんがハイタッチしている女性が坪倉さんである)。これまであんまり気づいてなかったが、坪倉さん、静香さんのこれまでの曲に何度もバックコーラスで参加されていたり、静香さんに「仮歌」をつけたりしていたという。すごく近しい仲なんだな。ということで、歌はレ・ミゼラブル(だと思う)、坪倉さんと静香さんの共演という貴重なものである。
しばらくの退場のあと、後部トビラから静香さんの再登場。今度は目の覚めるようなブルーのセクシー・ドレスである。会場を巡回しながら「あなたしかいないでしょ」。私もちゃっかり、握手の機会にあずかる。会場のほとんどを廻るからかなりの時間がかかるのであるが、静香さん、誠実にファンの声にこたえてくれている。
舞台に戻って、「深紅の花」「Blue Velvet」「Blue Rose」「Ice Rain」が続く。静香シリーズの中でも最高傑作のBlue Velvetをパワフルに歌い切るのがすばらしい。
なごりを惜しみながらの中締めのあと、会場の大拍手に応えて、今度は真っ赤なロング・ドレス。アンコールは、作曲者の後藤次利さんのイチオシだという「恋一夜」で締める。
至福の時間を過ごさせていただきました。ありがとうございましたm(_ _)m。
【しゃべったこと】
□山田邦和「同志社女学校の成立と近代京都」(同志社女子大学・同志社女子大学同窓会「Vineの会」〈主催〉「同志社女子大学ホームカミングデー2013」、於同志社女子大学今出川キャンパス栄光館ファウラーチャペル、2013年11月3日)