諏訪内晶子さんの新しいCD「EMOTION」。諏訪内さんのサイン入り(o^-^o))
少しづつではあるが、行動範囲を広げていくようにしている。コンサートもしばらくご無沙汰だったが、やはり行きたいものがいろいろある。
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12月12日(木)には、久しぶりの京都コンサートホール。わが同志社女子大学学芸学部音楽学科の第42回定期演奏会で、同志社女子大学音楽学科合唱団と音楽学科管弦楽団が演奏する。後者では、指揮は神奈川フィルハーモニー管弦楽団名誉指揮者の現田茂夫氏で、ブラームスの「大学祝典序曲」とチャイコフスキーの第6交響曲「悲愴」というプログラム。わが大学の学生諸君、なかなかの熱演を聞かせてくれた。
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12月14日(金)には、ふたたび京都コンサートホールにでかける。フランスのトゥールーズ・キャピトル国立管弦楽団の演奏会である。地下鉄北山駅でK樂真帆子さんとバッタリ(春の緊急入院の際にはいろいろとお世話になりましたm(_ _)m)。指揮は音楽監督のトゥガン・ソヒエフ。最近売り出し中の若手実力者で、各地でバリバリと仕事をして好評を博しているらしいが、CDがまだ少ないこともあり、私は未だ聞いたことがなかった。ロシアの指揮者だといわれているが、調べてみるとこの人、ロシア連邦はロシア連邦でも、いわゆる狭義のロシア(ロシア人のロシア)ではなく、連邦構成主体のひとつである北オセチア共和国の出身なんだって。オセチアというとオセット人の国だから、もしかしてこのソヒエフさんもロシア人ではなくオセット人なのだろうか? まだ35歳という若さらしいが、頭髪はやや薄くなっておられる。
曲目は、ベルリオーズ:序曲「ローマの謝肉祭」 、サン=サーンス:ヴァイオリン協奏曲第3番、ストラヴィンスキー:バレエ音楽「火の鳥」組曲(1919年版)、ラヴェル:ボレロという内容。超大作はないが、聞きやすいものばかりでありがたい。ソヒエフの指揮は、妙な手練手管はいっさい使わない正攻法。噛んで含めるような明解な指揮ぶりである。トゥールーズのオケの音は、実に艶っぽい美音である。迫力にも欠けるところはないにもかかわらず、大音量の部分でも決して野蛮にならず、実に美しいのである。色彩感豊かな曲目が並べられたワケもわかるな。
サン=サーンスのヴァイオリン独奏は、憧れの諏訪内晶子さん。指揮者とともに登壇した諏訪内さんの姿をみて、目を奪われた。全身、ゴールド色のワンピース・ドレスである。おいおい、晶子さん、こりゃどう考えても反則でしょ(笑)、といいたくなるほどの豪華さで、形容ではなく実際に全身から光芒が放たれている。演奏もその衣装に負けないくらいの馥郁<ふくいく>たる美音で、トゥールーズのオケと一体化した名演だった。
休憩時間には、K樂さん、N木宏さんを始めとして、M木Y雄さん、M川Kさん、I岡N和さんといった、いつもの京都コンサート・ホール常連の歴史学者の皆さんと集まる。皆さんから体調をねぎらっていただいたことはありがたいし、こうしてまた再会することができたことが実に嬉しい。
終演後、ロビーで諏訪内さんの最新アルバムを購入したら、横に行列ができている。何かな、と思ったら、指揮者ソヒエフさんと諏訪内さんのミニ・サイン会があるという。我ながらミーハーではあるが、私も列の後ろに回り込む。だいぶ待ったが、無事に諏訪内さんのサインがいただけたことも嬉しい。良い一日でした。
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【おしごと】
■京都市都市計画局歩くまち京都推進室編、山田邦和(歴史監修)『京都 フリーパス—電車・バスでまわる「歩くまち・京都」—』(京都、同推進室、2012年12月〈発行日不記載〉)、全31頁。
↑ 期間限定販売(来年3月22日まで)で、京都市内のほぼすべての鉄道とバスが1日乗り放題になる乗車券「京都フリーパス」の「こども券」が販売されている。それを買うと、オマケとしてこの小冊子がついてくることになっている(o^-^o)。